今年もパリロンシャン競馬場を舞台に世界最高峰と言っても過言ではない凱旋門賞が開催される。
日本からはドウデュース、タイトルホルダー、ディープポンド、ステイフーリッシュが参戦し今年こそ勝利が期待される凱旋門賞であるものの、やはり今年もハイレベルなメンバー構成だ。
バーイードや他の路線からの有力馬の故障などもあり、ややメンバーが落ちることも予想されたが全くそんなことなく役者が揃った。
弊社メディアとしては勿論日本馬の勝利を期待しているのだが、敵を知らぬことには、ポジティブな要素も見つけられなければ予想も組み立てられない上に即パッドのオッズはどうしても外国馬のオッズが美味しくなってしまうことからも海外馬を簡単にではあるものの紹介してみたい。
今回は過去の実績が非常に高い3歳馬についての紹介をさせていただきます。
フランス(地元)
今年のパリ大賞の勝ち馬オネストは下した相手がニエル賞でドウデゥースを退けたシムカルミであることやエルダーエルダロフがその後セントレジャーを勝利したことがこの馬の評価を更にあげている点だ。
そのネオストに大一番のフランスダービーで勝利したのがヴァデニである。その後もエクリプスステークスを勝利し愛チャンピオンSでも7頭立ての3着であるものの最後は見どころのあるレースをしての敗戦であり注目の一頭で間違いない。
そして穴として侮れないのがCデムーロ鞍上のアルハキームだ。やや伏兵扱いされているものの、その理由は単純にビッグタイトルの獲得がないことだろう。しかし戦歴を振り返ってみればフランスダービーは2番人気で4着であるものの、このレースは明らかに後方の馬にとっては厳しい競馬でむしろ4着まで来た事は評価したい。レースの内容的には上記の2頭を上回ると考えており血統的にも過去産駒の勝利があるシユーニの産駒で期待の一頭だ。
オネスト
父:フランケル
母:オンショア
母父:シーザスターズ
厩舎:フランス・Fシャぺ
生産:アイルランド
ヴァデニ
父:チャーチル
母:ヴァデラナ
母父:モンズン
厩舎:フランス・JC ルジェ
生産:フランス
アルハキーム
父:シユーニ
母:ジャハバ
母父:ガリレオ
厩舎:フランス・JC ルジェ
生産:イギリス
イギリス
英国の3歳路線からはウエストオーバーが参戦する。英国ダービーは直線で道がない中で最後は追い上げを見せる負けて強しの内容で続く愛ダービーの勝利は圧巻。陣営はここに照準を合わせていると話すようにキングジョージは厳しいレースとなったが能力は高いだけに巻き返しの可能性は十分だ。
ウエストオーバー
父:フランケル
母:ミラビリス
母父:リアファン
厩舎:イギリス・Rベケット
生産:イギリス
アイルランド
ルクセンブルクが今回アイルランドの3歳で唯一出走。前走は愛チャンピオンSでヴァデニを退けて勝利し6戦5勝の注目馬。英2000ギニーの敗戦も後方からの競馬で内容は決して悲観するものではなく、間違いなく能力は一級品。鞍上には名手Rムーアで厩舎はAオブライエンと体制は万全だ。
ルクセンブルク
父:キャメロット
母:アタイア
母父:デインヒルダンサー
厩舎:アイルランド・Aオブライエン
生産:アイルランド
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