注目馬 ロバートソンキー
〜日本の競馬ファンよ見てくれ。これが日本近代競馬の結晶だ〜
ディープインパクトの菊花賞の名実況から取ってしまいましたね。
この馬こそ天皇賞を勝つような事があればこの解説がぴったりなのではないだろうか。
コアな競馬ファンなら既にロバートソンキーの祖母がトウカイテイオーの全妹でテイオーの一族である事はご存知だろう。
この日本競馬の結晶ともいえる血統背景と共にこの馬の魅力を存分に語っていきたい。
牝系
トウカイの冠名で知られる内村オーナーが代々創り上げてきた血統だ。
5代前トウカイクインの娘のトウカイミドリは大きな怪我で一度は安楽死寸前であったが、オーナーの希望で治療を行い繁殖にあがる事ができた馬である。
そのトウカイミドリからはオークス馬のトウカイローマンを輩出した。
また、トウカイミドリ産駒は11頭いるがその全て内村オーナーが馬主である。
その10番目の仔がトウカイナチュラルであり、シンボリルドルフの間に生まれたのがテイオーになる。
その全妹がトウカイテネシーであり、ここでまた日本競馬を席巻したサンデーサイレンスと交配し生まれたのがロバートソンキーの母親になるトウカイメガミだ日本競馬で活躍し続けてきたファミリーの中に初の無敗の三冠馬。
圧倒的な遺伝力で日本競馬を急成長させた伝説の種牡馬などが築いた歴史とトレンドが交わった血統になる。
父系
ルーラーシップは言わずもがなエアグルーヴが母親であり、すなわちトニービンやダイナカール、その父のノーザンテーストやキングカメハメハなどが入っている日本を代表する社台グループの結晶のような血統である。
また社台グループのこれ程の血統でサンデーが入っていないというのも珍しい。
だからこそサンデーサイレンスが入っているこの牝系と掛け合わせる事が実現したのも事実。
戦歴解説
8戦3勝
主な勝ち鞍:長久手特別2勝クラス
新馬戦では福島の不良馬場で後方から上がり1位の末脚を見せるも5着と敗戦。
そこから脚部の不安もあり1年近い休養も他馬を圧倒する鋭い末脚で勝利も次走の一勝クラスでは2着と惜敗。
重賞初挑戦となる神戸新聞杯では14番人気を覆す好走でコントレイルやヴェルトライゼンテに続く3着と好走。
大舞台の菊花賞では出遅れもあり、敗退もレース自体は力を見せる内容であった。
その後条件1勝クラス、2勝クラスを連勝し1勝クラスでは不良馬場2勝クラスでは良馬場での連勝。
次戦では展開や馬場などもあり敗退をするものの同クラスでは負けて強しの内容で悲観するものではない。
特徴
トーカイテイオーの産駒の重賞勝利などを見てもサンデーサイレンス全盛期の中で全て良馬場での勝利であることや牝系は条件戦も含めてほとんど芝での勝利となり、日本の馬場に合わせて代々配合されたサラブレッドだ。
しかし、この牝系の特徴として種牡馬側の特徴が出やすいようにも感じている。
この馬に関してはルーラーシップの特徴をかなり受け継いでいるように私は考えており、
馬場不問でどんな状況でも脚を使えると信じている。
そのため今週の天皇賞では上がり最速も3着や出遅れも馬券に絡むような父を彷彿とさせるシーンも十分考えられるというのが私の見解だ。
生産牧場 長浜牧場
長浜牧場は新冠のサラブレッド銀座に位置する牧場です。
代表馬はトウカイテイオーとトウカイオーザ(テイオーの半弟)で重賞勝利は計6勝
*お知らせ
競馬居酒屋開店中!!!
完全無料かつ匿名型のコミュニティーです。
初心者の方から競馬関係者の方まで幅広い競馬ファンの皆様と仲良くできたら嬉しいです。
お気軽に参加ください!!!
下記バナーリンクより参加可能です。
コメント