はじめに
今回の記事では競馬ファンなら誰もが知っておくべきクロス血統(インブリード)について話題を執筆いたします。
真の日本血統に〜サンデーサイレンスの4×3〜
近年の活躍の目立つエピファネイア産駒だが多くの馬に共通する点がある。
血統においてサンデーサイレンスの4×3のクロスを持っていることである。
近年サンデーサイレンスの4×3を持つ馬はデアリングタクト、エフフォーリアなどが挙げられる。
サンデーサイレンス産駒の4×3の奇跡の血量とは
インブリードは祖先の能力を引き出せるといわれる反面、濃すぎる血量は虚弱体質など弊害もあるといわれている。
そのギリギリのバランスがこの奇跡の血量18.75%と考えられている。
サンデーサイレンス産駒に見られた特徴
今回のテーマであるサンデーサイレンスの産駒の能力的特徴には下記のような特徴を持つ馬が多かった。
・大きなスライドと優れた瞬発力
・圧倒的な闘争本能
・折り合い欠きながらも直線は弾けるような末脚を披露
・飛節が曲がっているがスピードに優れた産駒が多い
・何よりも距離馬場問わず本当に様々な活躍馬を輩出した。
・サンデーサイレンス産駒では折り合いを欠きながら直線末脚を発揮場面もあった。
主に芝レースでの活躍馬が多かったがゴールドアリュールを見ても分かるようにダートでも競争成績、種牡馬としても適性のある馬も輩出している。
恐らくダートが主流の環境であればダート馬ももっと出たかもしれない。
過去に吉田照哉氏がどこかのインタビューでサンデーサイレンスの競争本能は別格であり草原や砂漠でマラソンレースをさせても勝つんじゃないかといったインタビューをしていた記憶がある。
サンデーサイレンスは競走馬としてだけでなく、馬という動物として別次元だと言えるだろう。
サンデーサイレンスの4×3をもつ主な活躍馬
エピファネイア産駒
デアリングタクト
エフフォーリア
サークルオブライフ
アリストテレス
リオンディーズ産駒
アナザーリリック
テーオーロイヤル
ジャスティンロック
上記見て分かるように産駒に注目が集まる上記の2頭においてほとんどがサンデーサイレンスの4×3を持っている。
あくまで生産者が意識してこの配合を創っている部分もあるがそれにしても驚異的なことである。
この先15年程度サンデークロスの時代が続くのではないか。サンデーサイレンスの血統が日本の血統としてより輝くことに期待。
サンデーサイレンスの4×3を持つ2才馬
リオンディーズ産駒
ウインターズテイル
母:ホワイトミーティア 母父ゼンノロブロイ
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロット
厩舎:吉岡辰弥
カービングパスの2020
母:カービングパス 母父ハービンジャー
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
厩舎:萩原清
シャウラ
母スコルピオンキッス 母父フレンチでピュティ
生産:カミイスタッド
馬主:ヒダカBU
厩舎:高橋義忠
エピファネイア産駒
イングリッドの2020
母イングレッド 母父ディープインパクト
生産:追分ファーム
馬主:G1レーシング
厩舎:杉山晴
オクタグラム
母:エールデュレーヴ 父ディープインパクト
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロット
厩舎:友道
カワキタマックス
母:キンショーダリア 母父ダイワメジャー
生産:川島牧場
馬主:川島吉男
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